韓国与野党、国政監査で「原発の安全」めぐり攻防
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.17 16:12
16日、原子力安全委員会、韓国水力原子力など5つの機関を対象にした国会科学技術情報通信放送委員会の国政監査で、与野党は「原発は安全か」をめぐり攻防を繰り広げた。まず朴大出(パク・デチュル)自由韓国党議員は金溶煥(キム・ヨンファン)原子力安全委員会委員長に「我々の原発は安全か、安全でないのか」と尋ねた。金委員長は「安全性が確保されている」と答え、朴議員が「安全性が確保されたという判断に変わりはないのか」と再度確認すると、金委員長は「そうだ」と語った。これに対し朴議員は「安全上の問題を理由に脱原発をするのは妥当でない」と強調した。
すると与党議員が声を高めた。兪承希(ユ・スンヒ)民主党議員は「文在寅(ムン・ジェイン)政権が脱原発政策へ進むのは原子力が非常に危険であるため」とし「どうすれば原子力は安全だと公式的な席上でむやみに言うことができるのか」と語調を強めた。兪議員は「チェルノブイリ、福島原発事故があり、原子力が安全でないというのは世界的な認識」とし「保守党の独メルケル政権も原発ゼロ政策に進んでいる」と主張した。
また「金委員長が朴槿恵(パク・クネ)政権当時に原子力安全委員長に任命され、新古里5、6号機建設許可を出した張本人なのでそうなのか」と述べた。これに対し金委員長は「(新古里5、6号機は)昨年6月に建設許可が出た。一日で決まったことではなく、4年間にわたり審議が行われた」と答えた。