【取材日記】「シアトルの力説」を繰り返す韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.09 16:01
「始まりに過ぎない」
雇用を保存しようと持ちこたえていた韓国最古の繊維工場が最低賃金の引き上げの余波で83年ぶりに閉鎖したと報じると、中央日報の読者(Robe****)が残した書き込みだ。自身が運営していた工場が閉鎖されたという情報も多数入ってきた。
実際、経済学原論を見るだけでもこのような副作用は予想することができる。労働市場論によると、労働市場が完全競争構造である時、最低賃金が市場の均衡を超過する水準で決まれば、労働需要が減少して失業者が増加する。企業の生産費用の上昇→物価上昇→設備投資・消費の冷え込み→雇用縮小→失業者増加→消費心理の萎縮→生産費用上昇の悪循環につながる。