【コラム】疎通は距離に反比例する=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.03 10:32
こんなに簡単なことだったのに…。最近、疎通論議が収まるのを見てこう考えるようになった。なぜそんなに苦しかったのだろうか。簡単だが大きな変化だ。大統領の口だけでなく耳も少しは開かれたと感じさせた。
始まりは不安だった。特報を任命する時は、そんな形でも街中の声を聞こうとしているようだ、と期待した。ところが首席秘書官会議に共に座らせた。会議の終わりに「ひと言言いなさい」と言ったのが全部だったという。それが繰り返されると特報の意欲が落ちた。多様な情報と資料で準備した報告を何と言えばよいだろうか。大統領の前で首席の固有領域に触れるのも負担100倍だ。特報はどのように対応するか悩んだという。