【社説】青瓦台は政策失敗を統計粉飾で覆おうとしているのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.28 12:56
経済現実を見る目が甘いのか、でなければ政策失敗を隠そうとめちゃくちゃな解釈をしているのか。惨憺とした経済統計をめぐり、青瓦台(チョンワデ、大統領府)は「心配する声が多いが改善中なので待ってみよう」という言葉だけを繰り返している。青瓦台の判断は、数日前に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が共に民主党全党大会に送った祝辞に集約されている。文大統領は「就業者数と雇用率、常用勤労者の増加、雇用員のいる自営業者の増加など、全体的に見れば雇用の量と質が改善された。
成長率も過去の政府より良くなり、全般的な家計所得も高まった」と述べた。
だが、統計をわい曲解釈し、一部はファクトさえ間違っている。先月の就業者増加は5000人にとどまった。昨年の1カ月平均30万人と比べると「惨事」級の数値だ。常用勤労者の増加幅も昨年比12万8000人も減少した。雇用率は対前年比で0.2%ポイント減少した。「雇用員のいる自営業者の増加」も小商工人協会の診断が明瞭だ。「雇用安定資金を受けようと4大保険に加入したことで、『従業員がいない』の統計項目に入っていた自営業者が『いる』に移動した。実際は増えていない」。