「中国資本」背負う済州・松岳山開発、環境影響評価でブレーキ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.26 09:26
中国資本が済州(チェジュ)で推進中の松岳山(ソンアクサン)遊園地開発事業が済州道の環境影響評価審議でブレーキがかかった。「今後、済州での乱開発を防ぐ」という元喜龍(ウォン・ヒリョン)済州道知事の意志が反映された結果とみられる。
済州道環境影響評価審議委員会は25日、「最近、松岳山遊園地開発事業に対する環境影響評価審議の結果、再審の決定を下した」と明らかにした。この事業は中国系企業の新海園が3200億ウォン(約319億円)かけて西帰浦市大静邑(ソギポシ・テジョンウプ)の19万2000平方メートルの敷地に客室545室規模のホテル2棟と文化センター・キャンプ施設・商業施設などを作る事業だ。新海園は2014年12月当時の環境影響評価審議結果に基づいて23日に補完計画書を出した。元知事が松岳山遊園地開発事業に対して全面再検討を言及した2015年4月から2年余りぶりのことだ。
この日、審議委員は10対2で「再審議」の決定を下した。審議委員は「事業規模が30%以上変更されれば影響評価を再び受けなければならない」とし、ホテルの階数を低くすることと環境質に対する追加調査などを要請した。これに対し事業者側は「環境破壊を防ぐために宿泊施設面積を減らし、緑地面積は増やした」と主張した。