北朝鮮「対話提案は無意味」…朴大統領が強い遺憾表明
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.15 08:42
北朝鮮の祖国平和統一委員会(祖平統)が14日、朴槿恵(パク・クネ)大統領の対話提案に対し、「対決的な正体を隠すためのずる賢い策だ」と非難した。祖平統は「対話の提案というものを見ても、何の内容もない」とし、このように主張した。
労働党統一戦線部(部長・金養建)傘下の対南機構である祖平統の立場表明は、朴大統領の対話提案後に出てきた北朝鮮の最初の反応だ。祖平統がこうした立場を発表したことを受け、北朝鮮は韓国の対話提案に具体的な対話方式や支援内容がが含まれていないため拒否したのではないかとの観測が出ている。これに関し青瓦台(チョンワデ、大統領府)は祖平統の立場発表が出た直後の午後5時ごろ、「北が対話提案を拒否したと速断するべきでない」とし「北側の発言意図と背景を分析中」と述べた。
しかし午後9時35分ごろ、青瓦台の朱鉄基(チュ・チョルギ)外交安保首席は記者会見で、「北が韓国政府の対話提案を拒否したのは極めて遺憾」とし「開城(ケソン)工業団地に入居した韓国企業関係者は南北間の合意を信じて工業団地の運営に参加したが、人と物資の出入りを一方的に遮断したことで受ける苦痛は非常に大きい。今からでも北朝鮮当局は勤労者の苦痛を解決する責任ある措置を取ることを強く求める」と述べた。青瓦台の金杏(キム・ヘン)報道官は朱首席の会見内容について「朴槿恵大統領の意向」と強調した。