日本プロサッカーＪリーグのサガン鳥栖でプレーしていた金根煥（キム・クナム、２７）がアルビレックス新潟に移籍する。

アルビレックス新潟は１０日、公式ホームページで、「横浜マリノスからサガン鳥栖にレンタル中だった金根煥を完全移籍で迎え入れた」と伝えた。

金根煥は０８年北京オリンピック（五輪）当時、大学生では唯一、本大会の舞台に立ち、名前が知られた。翌年には許丁茂（ホ・ジョンム）監督が率いるＡ代表チームにも選ばれた。１９３センチで１００メートルを１１秒台で走り、高校までＦＷでプレーしたため、得点力もある。

０８年に横浜マリノスに入団したが、監督交代で機会をつかめなかった。２０１０年にはＪ２リーグのモンテディオ山形にレンタルされたが、主にＦＷで出場し、これといった活躍は見せられなかった。金根煥は昨年、尹晶煥（ユン・ジョンファン）監督が率いるサガン鳥栖にレンタルされた後、中央ＤＦで大活躍し、チームのＪリーグ５位に貢献した。

新潟は昨季１５位で、かろうじて降格を免れた。新潟にはロンドン五輪代表のＤＦ鈴木大輔と石川直樹がいたが、チームを離れたため、その空白を金根煥を埋めることになった。金根煥は慶煕大学の後輩ＤＦ金珍洙（キム・ジンス）と呼吸を合わせる見込みだ。