韓国ではアップルｉＰｈｏｎｅ８シリーズの予約販売が今月２７日から始まる。これに伴い、一週間後の１１月３日の発売が有力視されている。

１６日、移動通信業界によると、アップルとキャリア３社は今月２７日から一週間、ｉＰｈｏｎｅ８シリーズの予約販売を開始する予定だ。

最終的な日程の確定には到らなかったが、特別な変数がない限り、上記のような予約販売と正式発売日程になるものとみられる。

アップルとキャリア３社は各社の利害関係に沿ってｉＰｈｏｎｅの発売日程を協議してきた。これまでの協議の焦点はｉＰｈｏｎｅ８とｉＰｈｏｎｅＸの同時発売の可能性だった。

ｉＰｈｏｎｅＸと国内同時発売が可能な場合、ｉＰｈｏｎｅ８シリーズの発売を一定期間遅らせることも話し合われたが、これは失敗となった。ｉＰｈｏｎｅＸの生産量は、現在、１次発売国の需要にも達していないことが分かっている。そのため、来月初めにｉＰｈｏｎｅ８シリーズだけを先に発売しようという戦略だ。

関心はｉＰｈｏｎｅ８シリーズの国内出荷価格だ。ｉＰｈｏｎｅ８シリーズはアップルの最新プロセッサ「Ａ１１バイオニック」を搭載した初めての製品で、先月２２日に米国・日本・中国などが第１次発売国に指定されて販売が始まった。出荷価格は６９９ドル、８ｐｌｕｓが７９９ドルから。

国内出荷価格はまだ決定していないが、ｉＰｈｏｎｅ８　６４ＧＢモデルが９３万４５００ウォン（約９万２６００円）、２５６ＧＢモデルが１１３万８０００ウォンになる可能性が高い。ｉＰｈｏｎｅ８ｐｌｕｓの６４ＧＢモデル予想価格は１０８万７４００ウォン、２５６ＧＢモデルは１２８万３７００ウォンだ。

キャリア３社は内部的に、現在のこのような発売日程が大枠で変わることがないとみている。アップルｉＰｈｏｎｅの場合、コアユーザー層が厚く、予約販売日程に合わせた初期物量で、加入者の誘致成果が大きく分かれる。

一部ではｉＰｈｏｎｅ８の発売を遅らせてｉＰｈｏｎｅＸとの同時発売もありえるとの予測もあったが外れた形となった。ｉＰｈｏｎｅ８シリーズの売れ行きについてはまだ先が見えないというのが業界の予想だ。

ｉＰｈｏｎｅ８シリーズのバッテリー膨張現象が相次いで報告されているところに、新作ｉＰｈｏｎｅＸの待機需要が多いためだ。ｉＰｈｏｎｅＸの国内発売日はまだ決定していないが、早ければ来月末に発売されるとみられている。

ｉＰｈｏｎｅＸは第１次発売国では今月２７日に予約販売が始まり、来月３日に発売される予定だ。価格は米国市場基準として６４ＧＢモデルが９９９ドル、２５６ＧＢモデルが１１４９ドルだ。