EU離脱交渉開始…英国経済力萎縮、EUは統合が宿題(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.30 13:09
◇英国に苦難の道になる可能性=直ちに外資流出が懸念される。日本経団連が「EUとの交渉で格別の考慮が必要だ」という報告書を英国首相室に伝達したとフィナンシャルタイムズが伝えた。日本企業は英国で14万人を雇用している。ドイツ商務省の調査によると英国に投資しているドイツ企業の10社に1社は英国のEU離脱後に投資先を他の国に移すと明らかにした。
物価上昇で中産層以下の暮らしは苦しくなる兆しだ。2月の英国消費者物価指数(CPI)は前年同期比2.3%上がった。英国は食料品の50%、特に農産物の70%をEUなどから輸入しているため関税がかかれば物価はさらに上がることになる。英ヘッジファンド のアルジェブリス・インベストメンツのマネジャーを務めるアルベルト・ギャロ氏は米CNBC放送で「EU離脱の余波で7~8年間にわたり英国の国内総生産(GDP)が7.5%ほど萎縮する可能性がある」と話した。