大宇造船海洋、目標実績定めて5兆4000億ウォンの粉飾決算
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.27 10:49
大宇造船海洋の不正を捜査中の検察腐敗犯罪特別捜査団は26日、高載浩(コ・ジェホ)元社長(61)の在任期間である2012~2014年に同社で約5兆4000億ウォン(約4670億円)規模の粉飾決算があったと明らかにした。検察は大宇造船海洋本社だけでなく子会社の損失も操作したことが確認されたと説明した。
特別捜査団によると同社の財務・会計担当社員は高元社長在任期間中に目標とする業績に合わせるために予想原価を変えながら会計プログラムに入れる操作方式を使った。会社が望む目標実績に合う原価金額が確定すればこれに合わせて会計帳簿を作成した。このように操作した業績はKDB産業銀行などを相手にした借入、経営陣に対する評価、役員社員の成果給支給のための根拠に使われた。
特別捜査団はこの作業の責任者だった元最高財務責任者(CFO)のキム・カプチュン氏(61)を25日に拘束した。特別捜査団関係者は「操作に加担した一般財務担当社員に法的責任を問うことも考慮している」と話した。