韓国ショッピングモール、物より雰囲気を売れ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.17 11:27
16日午後1時30分、ソウル蚕室(チャムシル)第2ロッテワールドのショッピング・文化施設である「ロッテワールドモール」にロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン)会長(59)が現れた。3日間の順次オープンの最終日に現場を最終点検するために来たのだ。辛会長は名品館のアベニュー・エルや免税店、ショッピングモール、映画館、水族館をはじめとして全ての施設を見回してから立ち去った。
グループ総帥が自ら関わるほど「次世代複合ショッピングモール」競争が熱い。ロッテだけでなく新世界グループ・現代デパートグループも映画館・書店・遊園地のように見るものと楽しむものが取り揃えられた複合ショッピングモールを3年以内に続々とオープンする計画だ。既存の複合ショッピングモールもトレンドに素早く対応して大々的な改編作業中だ。アジア最大の地下ショッピングモール、ソウル三成洞(サムソンドン)のコエックスモールは1年7カ月余りかけてリモデリングを終え、「複合文化空間」をコンセプトに来月27日に新たにオープンする。ソウル永登浦(ヨンドンポ)の京紡(キョンバン)タイムスクエアも来月末まで現在の入店業者の約60%を入れ替える作業を進めている。
一流ホテルまでショッピングモール事業に飛び込んだ。グランドインターコンチネンタルソウルパルナスを運営するパルナスホテル(株)が24日、5300平方メートル規模の「パルナスモール」を開く。現代デパート貿易センター店・コエックスモールと繋がるパルナスホテルの地下1階だ。宝石売り場や洋服店で構成するホテル地下商店街でなくコエックスモールのようにファッション・インテリア・飲食品売り場が入った。ホテル業者がショッピングモールを開くのは韓国初の試みだ。2016年9月にパルナス・タワーの部分まで完成すれば規模は7600平方メートルに大きくなる。