5月の雇用21万9000件減…10年来の落ち込み幅(2)
統計庁のチョン・インスク雇用統計チーム長は、「輸出減少と内需不振で働き口が減っている。回復の兆しが現れておらず、特に自営業者や臨時・日雇い労働者など社会的弱者を中心に雇用事情が悪化している」と話している。
政府は5月の雇用指標に慌てている。雇用を創出しようと大幅な財政出動を行ったが雇用指標が思わしくないためだ。企画財政部関係者は、「就業者数減少規模が20万人を超えないだろうとみていたが、思っていたより悪かった」と話す。政府は下半期に「希望勤労プロジェクト」が本格化すれば雇用指標が改善するものと期待している。