韓経:「自由貿易主義の退潮憂慮…開放経済で成長した韓国には大きな危機」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.27 10:47
英国の欧州連合(EU)脱退(ブレグジット:Brexit)を機に1948年のジュネーブ関税貿易協定(GATT)体制後70年間続いてきた自由貿易主義の退潮が広がる兆しだ。自由貿易主義の退潮は開放経済を主軸に大きくなった韓国経済にとっては大きな威嚇要因だ。
専門家たちの間では「自由貿易主義の退潮-保護貿易主義の台頭」の可否をめぐって意見が入り乱れている。
米国の相次ぐ通商圧力、米大統領候補であるドナルド・トランプ氏の保護貿易主義発言などと絡み合ってブレグジットが新孤立主義を拡大するだろうという主張と同時に、伝統的な貿易国家である英国が保護主義に転じる確率は低く、自由主義の長所が歴史的に証明されただけに大きな影響はないだろうという反論も侮れない。