◆インド進出で起死回生した中小企業

撤退を検討していた中小企業が、流通業社とともに海外市場を切り開いて再生した事例もある。

生活用品を生産しているホームパワーは２０１０年、物干し台の生産設備を売却しようとした。ほかの製品との差別化が難しく低価格競争が広がったためだ。市場からの撤退を検討していたホームパワーは、商品供給を担当するＣＪＩＭＣからインドのホームショッピングＳＣＪに物干し台を輸出しようという提案を受けた。

脱水していない重い伝統衣装をどこでも乾燥する様子を見たＣＪＩＭＣが、韓国の物干し台の成功の可能性をみたのだ。ＣＪＩＭＣは２０１０年１２月からホームパワー物干し台を売り始めた。１カ月分の在庫を１週間で売り切った。翌年には８万台を売った。ＣＪオーショッピングは気候が似ている東南アジア市場に販売所を拡大した。昨年までの５年間でこの製品はインド、ベトナム、タイ、トルコ、フィリピンなどで計７０億ウォン分を売った。

靴収納箱の「ダブルダブル」はインドで人気だ。インドの小型アパートには玄関がなく靴の収納に苦労している家庭が少なくない。ＣＪオーショッピングはこうした問題を解決するために国内の中小企業であるＣ３ＩＤの製品に注目した。水平に並んで置く靴を垂直に積んで収納空間を半分に減らせる靴箱だ。ユン・スンロＣＪオーショッピングインド法人長は「２０１１年末から販売を始めた後、着実に販売順位の上位圏に入っている」と話した。






韓経：「韓国製は信頼して買う」…ロッテ百貨店について行った中小企業製品、東南アジアでは「名品皁（１）