【社説】北朝鮮へのメッセージに混乱与えた韓国首相の言葉
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.14 12:33
新政権の出だしに想像し難いことが起きた。首相が公開的に大統領の意向に逆らうような発言をした。それも大統領の固有権限である外交権をめぐってだ。
鄭ホン原(チョン・ホンウォン)首相は12日、記者らとの昼食懇談会で北朝鮮と関連し、「いま現在の韓国の立場では、拳を使うという人の前ではその拳に効果がないと感じさせるべきで、そのような人に謝罪や対話をしようということはむしろさらに悪化させると考える」と話した。また「北朝鮮があのような立場でそのような(対話)ことを話すには時期が早いが、あちらから真摯な対話姿勢を要求すればいくらでもしなければならない」としながらも、「ただしいまの態度は対話よりは戦争を話しているので韓国が戦争抑止力を強固にすることに気を遣わなければならない」とした。どこからみても「現時点で北朝鮮との対話は時期尚早」と解釈されるほかはない発言だった。