<Mr.ミリタリー>平和のバブルvs平和の始まり…平昌五輪後の韓半島(2)

<Mr.ミリタリー>平和のバブルvs平和の始まり…平昌五輪後の韓半島(2)

2018年02月09日15時13分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  一方、米国は北朝鮮に対してさらに強硬姿勢を見せている。北朝鮮の追加挑発に対応する「ブラッディ・ノーズ(鼻血)戦略」をはじめ、さまざまな先制打撃案を検討したと、海外メディアは報じている。実際に米軍は昨年、韓半島(朝鮮半島)に空母3隻を動員した大規模な予行演習を実施した。4月に延期した韓米の「キーリゾルブ」「トクスリ」演習をさらに延期または縮小する可能性はほとんどないというのが、米国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表の言葉だ。また米国務省は北朝鮮のサイバー脅威に効果的に対処するための次官補級組織を新設することにした。北朝鮮に対する物理的封鎖に続いて、サイバー空間までも遮断するということだ。ムニューチン米財務長官は7日、「財務省が数週間以内に最も強力な対北朝鮮制裁を発表する予定」と述べた。また「北朝鮮の財政的助力者、貿易代理人を追放する」と強調した。8日にソウルに到着したペンス米副大統領は日本で安倍首相に会い、北朝鮮を「残酷な政権」と規定し「すべての選択肢はテーブルの上にある」と述べた。

  結局、米国は五輪後に北朝鮮が非核化およびミサイル放棄の意思を明らかにしなければ、さらに強力な措置を取る態勢だ。一次的に北朝鮮の対外貿易を完全に遮断し、銀行および仮想通貨ハッキングも封じるということだ。その間、北朝鮮を暗黙的に支援してきた中国も、相次ぐ国連の対北朝鮮制裁決議案と米国の警告で北朝鮮をこれ以上助けることができない状況だ。トランプ大統領が中国に対して貿易戦争カードまで取り出したからだ。トランプ大統領は昨年末、ニューヨークタイムズのインタビューで「中国が米国を助けなければ私が常に述べてきたことを実際にすることになるだろう」と警告した。米議会専門誌「ザ・ヒル」は、中国が対北朝鮮制裁に協力しなければ「今年は米中関係が岐路に立つだろう」と伝えた。北朝鮮が追加で核実験やミサイル発射をする場合、米国は北朝鮮に対する海洋遮断と封鎖、さらに状況によっては先制打撃に踏み切る可能性がある。

  金正恩委員長が冬季五輪に金与正氏を送ることが、果たして薬になるのか毒になるのかは分からない。金委員長の意志が反映された金与正氏の口から北核・ミサイル危機を解消する話が出てくれば幸いだが、そうでない場合は状況が変わる可能性もある。文大統領が注力する平昌五輪の平和が「泡」のように消えるかもしれない。北朝鮮が追加挑発を続ければ、韓国政府も国際制裁に従うしかない。ハンドルが故障した「運転席」に座るのと変わらない。北朝鮮も最後の選択だけが残っている。自ら墓穴を掘るのをやめて五輪をきっかけに誠意ある非核化意志を見せるのか、全世界が見守っている。

<Mr.ミリタリー>平和のバブルvs平和の始まり…平昌五輪後の韓半島(1)

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