「南朝鮮のテレビは見るな」…海外公館に北放送専用STB(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.13 13:39
北朝鮮の逆走行は想像を超越する。今度は外交舞台の海外公館で時代の流れに反することをしている。現地のテレビ放送や韓国や西側のドラマ・歌謡への接触を厳しく処断するとして奇妙な装置を一つ義務的に設置した。平壌(ピョンヤン)からの体制宣伝放送と金氏一族の偶像化コンテンツだけを見ることができる一種のセットトップボックス(STB)だ。最高のエリートグループに属する外交官とその家族までも含めて体制を取り締まる北朝鮮のジレンマが表れている。
「万邦事業」と名付けられた特殊装置普及事業は隠密に推進された。海外の外交公館や貿易代表部で働く外交官と代表だけでなく、家族にも箝口令が敷かれた。「外に知られれば共和国(北朝鮮)のイメージが悪化して悪意の噂が広まる」という理由だった。西側外交関係者の間では先月から北朝鮮が海外公館に正体不明の装備を供給しているという話が出始めた。韓国の対北朝鮮情報当局も最近、具体的な内容を把握したという。