「韓国政府、ビーガン代表の平壌行き直前に開城工業団地・金剛山再開方案を提案」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.21 11:01
米朝首脳会談を前に、韓国当局が国際社会の対北朝鮮制裁を維持しながら開城(ケソン)工業団地と金剛山(クムガンサン)観光を再開できる方案を検討し、これを米国当局に伝えたと外交筋が20日に伝えた。外交筋は「韓国政府は国際社会が決めた対北朝鮮制裁の枠組みに反しない範囲内で南北関係を進めるということに確固たる立場」とし、「同時に北朝鮮の非核化決断を引き出すための手段として対北朝鮮制裁が完全に解除されなくても開城工業団地と金剛山観光を再開できる方法があるか調べ、米国側に提供した」と知らせた。この外交筋は「第2回米朝首脳会談で一定の進展があると期待される状況も仮定し、このような準備をした」と説明した。
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が先月1日の新年辞で開城工業団地と金剛山観光の条件のない再開を強調したため開城工業団地と金剛山観光が北朝鮮を動かせるカードになる可能性があると判断したという説明だ。これに伴い、韓国政府は制裁の枠組みの中で2事業を進められる方案を研究してきた。外交筋はまた、同法案を6~8日の平壌(ピョンヤン)訪朝前にスティーブン・ビーガン米国務省対北朝鮮特別代表にも提供したと明らかにした。しかし、米国側がこれに全面的に同意したのかは不透明だ。