<平昌五輪>南北女子アイスホッケー単一チーム、韓国選手が被害受けるかも

<平昌五輪>南北女子アイスホッケー単一チーム、韓国選手が被害受けるかも

2018年01月12日17時00分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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昨年4月江陵で開かれた世界選手権南北対決が終わった後、両チームの選手たちが団体撮影をしている。当時、韓国が3-0で完勝した。
  北朝鮮が2018平昌(ピョンチャン)冬オリンピック(五輪)に大規模な訪問団を派遣することにしている中で、南北女子アイスホッケー単一チームの構成問題が水面上に再び登場した。

  国際オリンピック委員会(IOC)は20日、スイス・ローザンヌで南北五輪委員会および平昌組織委員会と4カ国会談を開いて北側選手団の規模、共同立場などを議論する。ところで、五輪専門メディア「インサイド・ザ・ゲーム」は11日「会議の案件の一つとして女アイスホッケー単一チームが議論される。北朝鮮選手3~8人が韓国チームに合流する可能性がある」と報じた。大韓アイスホッケー協会は12日「まだ実務的に連絡を受けたことがない」と話した。

  南北単一チームが現実化すれば、南北の雪解けムードに役立つことができると主張する側もある。全世界に平和メッセージを発信することができ、スポットライトを受けて大会のブームアップにも火をつけることができるという立場だ。

  だが、単一チームの構成までは解決すべき問題が一つや二つでない。韓国(世界22位)は開催国資格で出場する一方、北朝鮮(25位)には出場権がない。最終エントリーは23人だが、もし北朝鮮選手3~8人が加わる場合、むしろ韓国選手が脱落する逆差別が発生する可能性がある。韓国選手は長くて10年以上実業チームが一つもない中で、一日に6万ウォン(約6270円)の国家代表手当てだけで五輪を準備してきた。

  IOCと国際アイスホッケー連盟が五輪参加国の同意を得て韓国選手23人全員を保障し、北朝鮮選手を追加する「23+α」案を提案することもできる。だが、実際、競技に出るゲームエントリーは22人だけだ。韓国選手のうち出場できなくなる選手が発生するかもしれない。

  激烈なアイスホッケーは体力消耗が大きく、ゴーリーを除いた5人が交互に50秒程度を出場して交代される。大会を20日控えた中で南北選手らの呼吸問題も未知数だ。サラ・マレー韓国代表チーム監督が指揮棒を握るかどうかも議論する問題だ。マレー監督がゲームエントリーに北朝鮮選手を入れない場合、逆効果が現れる可能性もある。だからといって政府や国家情報院がエントリーを構成することもできない状況だ。

  最も大きな問題は本来当事者である韓国選手たちは公式チャンネル通じていかなる立場も伝えられていないということだ。現在の米ミネソタで現地訓練中である選手たちはニュースを通じて聞いている。

  昨年6月、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が南北女子アイスホッケー単一チームを言及したが、強い反対世論にぶつかった。当時中央日報が実施したアンケート調査で「単一チームの構成に反対する」が95%(1649人中1562人)だった。「氷板の上の小さな統一」は意味があることであり、現在IOCの意志と雰囲気を考えると単一チームに無条件で反対することも難しい状況だ。

  匿名を要請したあるアイスホッケー関係者は「ややもすると『政治ショー』に韓国選手たちが被害を受ける逆差別は防がなければならない。単一チームが構成される場合、主体は政治家でなく選手たちになるべきだ」と話した。1991年千葉世界卓球選手権で南北単一チームとして参加した玄静和(ヒョン・ジョンファ)元選手も「無条件で押し付けるような単一チームはいけない。選手たちと十分な対話をしなければならない」と話した。五輪歴史上、単一チームは1950~60年代に東ドイツと西ドイツが6回構成したことがある。
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