<中国の違法操業>「大したことでもないのに…」中国メディア(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.15 08:53
中国が大国に浮上する過程で対内的に強調してきたのが、1840年のアヘン戦争後100年間の恥辱を忘れるなということだ。このため中国メディアは何かあるとすぐに、中国を苦しめた西欧と日本を取り上げて攻撃する。環球時報がこうした報道の先頭に立っている。極めて商業的な環球時報は民族感情を刺激する報道で付随を増やしてきた。これが昨年の韓国哨戒艦「天安(チョンアン)」・延坪島(ヨンピョンド)事件当時、「韓国に焼きを入れなければならない」などのような環球時報の報道が出てくるようになった背景だ。
環球時報の報道が中国の立場を代弁するのではないが、中国政府はその間、それなりの効用があるため容認してきた側面がある。民族主義感情を輩出する通路として、また外国に中国の怒りを伝える媒介としてだ。しかし度が超えた報道とこれによって中国一般人が誤って導かれるのをもう防ぐ時になった。