【時論】米朝首脳会談、期待より危険に備えるのが先だ(2)

【時論】米朝首脳会談、期待より危険に備えるのが先だ(2)

2018年03月12日16時45分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  さらに、南北、米朝首脳会談を準備しながら日本という要素も管理する必要がある。安倍氏は米朝首脳会談ニュースに接して4月訪米を急に決めた。韓日関係はただでさえ悪化の一途を辿っているが、このままでは最後に残った連携領域である北核でも対立する可能性がある。韓国としては日本も抱えて進めるべきだ。このように韓国が会談の準備過程でぶつかる難題と北朝鮮の工作意図、そしてトランプ氏の不可測性によく備えるためには何よりも米国との連携が強固になる必要がある。そうしたことから、現在の韓米調整は改善の余地があるとみられる。まず、これまでの進捗状況は韓国が一方向に推し進め、米国は追認する形だった。韓国にとっては効率が良いが、米国が好む方式ではなかった。

  北朝鮮の新年の辞に対する韓国の即刻的な呼応から北朝鮮代表団のオリンピック(五輪)参加、特使北朝鮮訪問、南北首脳会談の確定、そして米朝首脳会談の提案が出た過程は急流であり、決まった道だった。米国と協議は比較的に簡略に処理される感じだった。米国は急な状況の展開に負担を感じながらも、韓国の立場を大体配慮してくれた。しかし、米国内に不満が累積しているので持続可能なのかは疑問だ。また、目につくのは韓国の調整がトップダウン方式ということだ。米国内各部署との階層別協議の代わりに、すぐにトランプ氏の共感を得る方式だった。やはり効率的だが副作用がある可能性がある。

  先に推し進めてトップダウンでトランプ氏を動かすアプローチは韓国の結果中心という基準から見れば上手いことだ。しかし、手続きを重視する米国の価値と多元化したワシントンの政策決定構造を考えると懸念が生じる。さらに、米国官民はトランプ氏のように独特な性格の指導者に対してトップダウンをするのに敏感だ。トランプ氏の即刻的な首脳会談の受け入れに対して政府内での批判がある。政治的苦境から抜け出すために会談を受け入れたという疑いもある。

  そのため、米国と実務級協議を並行することが求められる。今からは米国のゲームであり、それは米国内外交安保実務組織が主導することになる。そして、韓米の調整強化作業は韓日連携を伴ってこそより有効だ。

  今回の機会は突然やってきた。危険要素によく備える必要がある。一歩間違えば、結果は深刻化する可能性がある。

  魏聖洛(ウィ・ソンラク)/ソウル大学客員教授・元韓半島平和交渉本部長・リセットコリア外交安保分科長

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