【中央時評】無条件に朴槿恵を攻撃する「冷笑勢力」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.03 10:42
議論になった青瓦台の核心秘書官が関連事件を告訴したというのは意味深長だ。会合の事実があるにもかかわらず「文書は100%虚偽」と告訴して捜査結果の事実とあらわれれば、政権が危険になるためだ。そうしたリスクを甘受して告訴するのは、文書は偽りだという確信があるためだ。この頃の世の中には隠れるところがない。通話記録、携帯電話の位置追跡、CCTV、飲食店従業員の目撃談、さまざまな関係者の証言がこの世のみなを取り囲んでいる。この網を抜け出せる魚はいない。検察が捜査すれば、すべてのことが明らかになるだろう。
このような道理であっても、冷笑勢力は信じない。文書について大統領がすでにデマだと表現したが、検察がどのようにするかということだ。以前すでに「検察を信じられるか」という話が出た。国家情報院のコメント事件の時にこの国の国民は、検察が過度に厳正に暴いて一部の容疑がむしろ裁判所でひっくり返されるのを見た。それでも冷笑勢力は検察を信じられない。ある人たちは「チョン・ヨンフェと秘書官が大砲フォン(盗用した他人名義の携帯電話)を使えば検察が明らかにできないではないか」ともいう。青瓦台の秘書官を犯罪集団と想定するのだ。これほどになれば、彼らにとって大統領は「私たちの指導者」ではなく「敵対的存在」だ。