チャイナプロジェクトで中国学の中心目指す韓国の仁川大学

チャイナプロジェクトで中国学の中心目指す韓国の仁川大学

2013年07月30日13時42分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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崔省乙総長が29日、松島国際都市に位置する仁川大学総長室で「大学を中国学の中心にする」という抱負を明らかにした。
  「『チャイナプロジェクト』を中身のあるものとして推進し、仁川(インチョン)大学を韓国の中国学の中心として育てます」。

  今年から国立大学法人に変わった仁川大学の崔省乙(チェ・ソンウル)総長は、「世界的な大学競争で大学も固有のブランドを育てなければならない」と強調した。1979年に私立大学として開校した仁川大学は1994年に仁川市立大学に変わり、今年は京仁(キョンイン)地域で初めての国立大学法人として新たに出発した。

  崔総長が国立大学法人転換の初年度から「チャイナプロジェクト」を進めているのは、仁川という地域環境を大学運営と連係すれば仁川市と大学が大きな発展シナジーを出せるとの判断がある。仁川には北東アジアのハブ空港と対中貿易の関門の仁川港がある。仁川港からは中国東海岸10都市に定期カーフェリーが運航され年間数百万人を運んでいる。最近では中国人観光客数千人を乗せた超豪華クルーズ船も毎週2回の割合で仁川港に入港している。

  崔総長は、「こうした環境なのにまだ仁川にはこれといった中国専門機関がない。仁川大学が率先して最高の中国専門家を育てなければならない」と話した。仁川大学は中国学術院の設立を推進中だ。既存の中国学研究所を拡大し、中国学と中国通商、中国法、中国政治、中国経済、中国文化など中国学全分野を網羅する。崔総長は、「中国学術院は大学と大学院、研究所と産業現場を連係し、研究成果を産学研が共有するシステムで運営する計画だ」と明らかにした。

  仁川大学は中国政府が2009年から海外で運営中の対外文化交流機関「孔子学院」もチャイナプロジェクト構想に合わせて活用する計画だ。仁川大学特有の学部である東北アジア国際通商学部の学生の中国進出も積極支援する方針だ。

  中国の大学との交流も拡大する。崔総長は、「仁川大学は立地条件上、伝統的に中国の大学との交流が活発だった。26カ国158大学と姉妹交流をしているが、このうち22校が中国にある。交換留学生、語学研修生のうち中国人学生の割合も30%を超えた」と話す、現在大連外国語大学と実施している複数学位制も中国の他の大学に拡大学していく計画という。複数学位制は2年間大連外国語大学で勉強した後、残りの2年を仁川大学で履修すれば2つの大学の学位を同時に取得できる制度だ。

  3月の国立大学法人ビジョン宣言式で「グローバル人材を養成する地域拠点国立大学」をモットーに掲げた仁川大学は、このために外国人教授特別採用推進団まで構成した。現在の仁川大学に勤務する389人の教授のうち外国人は3人だ。崔総長は「年内に最大50人の外国人教授を迎え入れる計画だ。能力のある外国人学者を招へいするため住宅の無償提供などの恩恵を与えることも構想中だ」と明らかにした。

  教授の能力強化のため、研究成果を厳正に評価し構造調整も常時化するという。崔総長は「学問の多様性は十分に認めるが研究部門で成果を出す教授とそうでない教授に対する差別はしなければならない」と強調した。

  人格教育強化も国立仁川大学法人の目標だ。前学期から教養過程に35の文・史・哲科目を新設し専門教授14人を招へいしている。
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