NLL防衛に駆逐艦を投入したわけ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.09.04 11:32
同海軍関係者はまた、「レーダーとソナーを新型に交替しようとしたが、ソナーは船体を切断する大規模作業で費用と時間がかかるが艦艇の寿命がいくらも残っておらず非経済的という結論が出た状態だ」と話す。さらに、「代案としてADDが開発した魚雷かく乱システム(TACM)を付け魚雷攻撃を避けるという構想が進められているが、消極防御という限界があり、短期間に30隻余りを交替するのは難しい」とした。また、第2艦隊に緊急配置することになっている後続新型艦艇の蔚山1級護衛艦(FFX)の建造も遅れている。防衛事業庁の2011年国会報告予算資料によると、2015年まで6隻建造しその後2次事業で改良艦艇を追加建造する。
海軍はまたNLLを警備する「チャムスリ」級高速艇を改良し、探知装備と武装を整えたミサイル高速艇に交替する計画だったがこれも実現されずにいる。24隻を計画しているミサイル高速艇は2011年までに6隻が就役予定だった。防衛事業庁関係者は、「しかし初号艦が第2艦隊に配置されただけで2号艦からは進水後に各種故障で試験評価もできず修理中だ。1号艦も何年かの修理の後に就役したが作戦中の激しい振動で艦艇の電子装備が機能を失う事故がしばしば発生しており、現在修理のため数カ月にわたり埠頭に係留された状態だ」と話した。哨戒艦事件以後の西海艦隊の戦力空白を解決する代案が現時点ではないという意味だ。