崩壊する韓国製造業…青年はバイト探しも厳しい(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.10 10:05
蔚山(ウルサン)の大手造船会社に勤め先日退職したイさん。さまざまな雇用支援センターを直接訪ね歩いた末にようやくマンション警備員の職を紹介された。しかし数カ月もたたずに彼は管理事務所から「別の人を採用する」という通知を受けた。生まれて初めてやる警備員の仕事に不慣れだったイさんを管理事務所はかばわなかった。
蔚山市が運営する支援センターで雇用開発を担当するキム・グァンヒョンさんは「最近電話・面接相談件数が以前より増えた。求人に乗り出す企業が多くない上にほとんどが経験者で若く健康な人を中心に選ぶため求職希望者が満足するほどの仕事をマッチングするのは容易でない」と伝えた。
製造業の雇用が失われ10月の失業率は11年ぶりの高水準に上がった。統計庁が9日に集計した10月の失業率は1年前より0.3ポイント上昇の3.4%となった。10月の失業率としては2005年の3.6%以降で最高だ。特に造船業構造調整の最中である蔚山地域の失業率は3.6%で、1年で1.4ポイント上昇した。全国の市・道の中で最大幅の上昇だ。