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【中央時評】任期半ばの大統領のアジェンダ=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.26 10:36
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ところでこのような議論がさらに深刻に見えるのは、任期後半に差し掛かった朴大統領にこのような政派的・理念的分裂が役に立ちそうでないという事実だ。前任の李大統領に比べ朴大統領の支持率は相対的に高い方で、また堅固な支持層もあるが、だからといって単任制の下で任期後半の大統領に対する期待感や支持の強さはどうしても以前に比べ弱まるほかない。さらに来年に予定された総選挙もやはり大統領には政治的に負担になるものだ。野党が勝てば国会との関係が難しくなり、与党が勝っても“次期大統領”に対する考慮から総選挙後に大統領と差別化しようとするかもしれない。したがっていま朴大統領に重要なことは政派的カラーを弱め、「国民みんなの大統領」というイメージを強化し、これまで推進してきた各種経済政策と改革政策がしっかりとした結果を生めるよう安定した国政運営の雰囲気を作らなければならないということだ。

低い支持率で苦戦した李大統領が復活したのも任期半ばに政派的・理念的対立から抜け出した統合型・合意型政策を掲げたためだ。しかし今回の教科書国定化議論は朴大統領の意図がどうであれ、いまや政界だけでなく国民の間に理念的・政派的分裂と対立を起こすイシューになった。教科書国定化論争が政派間の理念対決の様相に変質し、朴大統領もやはり少なくない国民に「保守の大統領」のように見られているようだ。実際に最近の世論調査結果を見れば政治的議論が加熱し朴槿恵大統領とセヌリ党に対する支持率が以前に比べて下落しており、歴史教科書国定化推進に対する世論も反対がむしろさらに高まった。

 
政派間の対立を呼び起こし国民を分裂させる政策は、当初の考えが純粋なものだったとしても、特に任期半ばの大統領には望ましくないものだ。いま多くの国民が歴史教科書の国定化よりさらに切実に望んでいるのは選挙の時に約束した国民幸福時代、創造経済時代を作るために東奔西走する大統領の姿だ。政派的対立と理念的対立で大統領の支持率が落ち統治力にも悪影響を与えるのは大統領を含めどこのだれにも役立たない。バランスが取れた歴史評価に対する問題は長期的な課題に設定し、歴史学・政治学・経済学など関連学界に任せ、教科書国定化をめぐる不必要な議論はもう引っ込めた方が良いようだ。

康元沢(カン・ウォンテク)ソウル大学政治外交学部教授)


【中央時評】任期半ばの大統領のアジェンダ=韓国(1)

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