2010・ドラマのキーワードは?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.29 12:19
身分制度が厳しかった朝鮮(チョソン 1392~1910)時代と朝鮮末期、近代病院(済衆院)と宮中(同伊)など背景は異なるが、いずれも社会の最下位から最高を目指す過程が焦点となっている。MBCテレビ(文化放送)の曺仲鉉(チョ・ジュンヒョン)ドラマ局長は「今年は『自鳴鼓』『善徳(ソンドク)女王』『千秋(チョンチュ)太后』など女傑の対決が主軸となったが、来年はもう少しヒューマニティに近い時代劇が期待される」と話した。
◇韓半島包む砲火の記憶=祖父世代の傷痕(しょうこん)が、若き世代には濃いヒューマンストーリーとスペクタクルとして迫る。MBCテレビは120億ウォン(約9億4000万円)を投入した全16話の戦争ドラマ「ロード・ナンバーワン」(脚本:ハン・ジフン、演出:イ・ジャンス&キム・ジンミン)を6月23日から放送する。ロードナンバーワン(Road NO.1)は韓国戦争(1950~53)当時、ソウルと平壌(ピョンヤン)を結ぶ代表的な通路だった1番国道を指す言葉だ。
ソ・ジソブが下人出身の荒い気性の下士官イ・ジャンウ役を演じ、「アイリス」のイ・ビョンホンにつぐ「肉食男子」の魅力を披露する予定だ。制作を担ったロゴスフィルムは「米軍の韓国戦争への参戦も詳しく描き、米国にも輸出したい」と抱負を述べた。