政府は９日、韓明淑（ハン・ミョンスック）国務総理が出席したなか開かれた臨時閣議で、盧武鉉（ノ・ムヒョン）大統領就任４周年（２月２５日）を迎え１２日付けで特別赦免を行なうことを決めた。対象となるのは、財界関係者１６０人など４３４人。

朴容晟（パク・ヨンソン）前斗山（トゥサン）グループ会長、金大中（キム・デジュン）前大統領の側近で大統領秘書室長を務めた朴智元（パク・ジウォン）氏、民主党の権魯甲（クォン・ノガップ）元顧問、金泳三（キム・ヨンサム）元大統領の次男・金賢哲（キム・ヒョンチョル）氏らが含まれた。

当初、赦免が予想されていた元大宇（デウ）グループの金宇中（キム・ウジュン）会長、民主党の韓和甲（ハン・ファガップ）元代表らは対象に含まれなかった。政府は、今回の措置について、経済回生に専念できる雰囲気を作り対立を解消するための「国民大統合」のレベルのものだとした。次は主な赦免対象者（総４３４人）

◇財界人物１６０人

▽高炳佑（コ・ビョンウ、７３）前東亜（トンア）建設会長▽金錫元（キム・ソクウォン、６１）元双竜（サンヨン）グループ会長▽金錫俊（キム・ソクジュン）双竜建設代表取締役▽朴容晟（６６）前斗山グループ会長▽朴容晩（パク・ヨンマン）前斗山グループ副会長▽林昌郁（イム・チャンウク、５７）大象（デサン）グループ名誉会長▽張世宙（チャン・セジュ、５３）前東国（トングク）製鋼会長▽金根茂（キム・グンム）前ハンソルテレコム代表取締役▽金然培（キム・ヨンベ）韓国火薬グループ副会長▽金泰球（キム・テグ）前大宇自動車総括社長▽キム・テヒョン前韓信（ハンシン）工営会長▽明浩根（ミョン・ホグン）前双竜グループ構造調整本部長▽朴泳逸（パク・ヨンイル）前大農（デノン）グループ会長▽朴昌鎬（パク・チャンホ）前甲乙（カプウル）グループ会長▽白永基（ペク・ヨンギ）前東国貿易グループ会長▽ユン・ジェチョル前ハンソルテレコム代表取締役▽李秀満（イ・スマン）ＳＭエンタープライズ運営者▽鄭夢燻（チョン・モンフン）前ソンウ電子会長▽崔容銑（チェ・ヨンソン）前韓信工営会長▽洪源植（ホン・ウォンシク）南陽（ナムヤン）乳業会長。金宇中、文炳旭（ムン・ビョンウク）、パク・ヨンチャ、張震浩（チャン・ジノ）、鄭夢元（チョン・モンウォン）、崔元碩（チェ・ウォンソク）氏らは除外。

◇公職者３７人

▽権寧海（クォン・ヨンへ、６９）元安全企画部長▽権海玉（クォン・ヘオク、７１）元住宅公社長▽金鎔采（キム・ヨンチェ、７４）前建設交通部長官▽朴智元（６４）前文化観光部長官▽沈完求（シム・ワング、６８）前蔚山（ウルサン）市長▽李南基（イ・ナムギ、６３）前公正取引委員長。

◇政治家７人

▽姜申星一（カンシン・ソンイル、６９）前ハンナラ党国会議員▽権魯甲（７６）前民主党国会議員▽キム・ボンホ（７３）前国会副議長▽金賢哲（４７）▽金弘一（キム・ホンイル、５８）前民主党国会議員▽徐相穆（ソ・サンモク、５９）前ハンナラ党国会議員▽李浩雄（イ・ホウン、５７）前ウリ党国会議員。

◇１６代大統領選の選挙法違反者２２３人

▽文盛瑾（ムン・ソングン、５３、俳優）▽薛勲（ソル・フン、５３）前民主党国会議員▽イ・サンジェ（７２）前ハンナラ党地区党委員長。

◇敬仁（キョンイン）女子大・学内紛糾事態に関連した７人

▽イ・サングォン（４８）前慶仁女子大学長職務代行。