「韓国MERS、変種ではない」…中東のものと99.55%一致(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.08 09:17
国立保健研究院は遺伝子塩基序列情報を国内のウイルス関連学会、米疾病対策センター(CDC)、オランダEMCなどウイルス専門研究機関に送った。イ・ジュシル国立保健研究院長は「各機関から『これは特別な変種ではなく、今中東地域で流行しているMERSウイルスと同じだ』という意見をもらった」と話した。
国立保健研究院が2人目の患者が保有していたウイルスを分析したのは、最初の患者の検体からウイルスを分離して培養することに失敗したためだ。研究院の関係者は「MERS確診の最初の患者のウイルスも実験したが、ウイルス培養がしっかりできず遺伝子分析ができなかった」と話した。最初の患者はウイルス量が多く38人を感染(2・3次含む)させた「スーパースプレッダー」だ。これに対してソン教授は「塩基序列を分析するにはウイルスの量がある程度必要だ。可検物の採取時点や患者の個人的特性によってウイルス培養が円滑でないこともある」と説明した。最初の確診患者の妻である2号患者は、比較的状態が良好で完治し、今月5日に退院した。