文大統領、「猛暑で原発再稼働」報道に「根拠のない歪曲」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.25 13:58
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は24日、政府が最近の猛暑のために原発を再稼働したという世間の指摘に対し「根拠なく歪曲した主張」と反論した。文大統領はこの日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で主宰した国務会議で「産業通商資源部が電力需給計画と展望、そして対策について詳細に国民に知らせてほしい」とし、このように述べた。青瓦台関係者は「脱原発政策で猛暑による電力の需要に対応できなくなると、慌てて原発発電量を増やすという報道などに対する積極的な対応を注文した」と説明した。
文大統領は会議の前、参謀に一部のメディアの最近の報道を提示し、「なぜこのような報道が続くのか」と尋ねたという。青瓦台関係者は「産業部が何度も説明したと報告すると、文大統領は『まともに説明されていない』という趣旨で怒った」と内部の雰囲気を伝えた。論争の発端は21日の韓国水力原子力の報道資料だ。原発を運営する韓国水力原子力(韓水原)は当時、「ハンビッ3号機、ハンウル2号機など原発2基を電力ピーク期間の前に再稼働できるように努力する。ハンビッ1号機とハンウル1号機の計画予防整備着手時期はピークの後に調整する」と明らかにした。猛暑に対応して停止中の原発を緊急に稼働するという意味だ。これを根拠に野党と原発関係者を中心に「脱原発政策を廃止すべきだ」という主張が続いた。