<北朝鮮4次核実験>金正恩「水爆奇襲」…米国に核対話圧力
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.07 08:03
金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の「新年の辞」(1月1日)は語調が穏健だった。金正恩は南北関係改善のために積極的に努力し、「統一を望む人とは民族問題、統一問題を虚心坦壊に議論する」と述べた。このように南北関係改善の期待値を高めた金正恩は5日後、原爆より破壊力が100倍以上強い水素爆弾実験をしたと発表した。
北朝鮮は水爆実験の成功を発表する声明で(1)核実験をしたのは米国の対北朝鮮敵対視政策に対する自衛策だ(2)北朝鮮は堂々と核保有国の隊列に立った(3)敵対勢力が北朝鮮の自主権を侵害しなければ核兵器を先に使用することも核技術を輸出することもない--と主張した。金正恩が水爆実験をした動機は推測可能だ。金正恩は「核国家北朝鮮」を万国に宣言し、5月の第7回労働党大会で偉大な指導者の地位を固めることを望んでいるのだろう。
北朝鮮の4回目の核実験は国連安保理決議違反だ。米国は北朝鮮が警戒する金融制裁カードを検討するだろう。南北関係は8・25当局者会談のはるか以前に後退し、朴槿恵(パク・クネ)政権では改善の機会がないかもしれない。韓国政府はすでに警告した通り「北に核実験の代価を必ず支払わせる」と述べた。しかし韓国には北朝鮮が敏感に反応する対北朝鮮拡声器放送の再開のほかに効果的な懲罰手段がない。