4カ月凍結の金利政策…悩みが深まる韓国銀行(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.15 15:31
こうした理由から、市場では、景気が改善しているという韓銀の診断は長期の景気沈滞期に表れる“錯視”という指摘が出ている。 何よりも国民が肌で感じる体感景気は相変わらず最悪だ。 新韓金融投資のパク・ヒョンミン研究員は「企業は輸出環境がよくないため投資を増やせず、家計も仮処分所得が増えず必要なものしか消費しない」とし「投資家の多くは、金総裁が話した景気回復傾向という点に同意していない」と述べた。
景気がさらに悪化していないため金利を据え置いたという韓銀の主張は矛盾している面もある。 最近のような景気沈滞期には、積極的な通貨政策なしには景気回復に限界があるからだ。 こうした韓銀の態度に対し、「デフレ懸念が深まる状況なので金利を引き下げるべき」(オ・ジョングン高麗大教授)、「韓銀の自信が足りない」(パク・ヒョンミン研究員)など、さまざまな批判が出ている。