日本人の目に映る韓国人、「私たち」重視して興奮しやすい?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.22 15:52
舞台では韓国語や日本語、英語などが入り乱れる。場所は東洋と西洋のかけ橋となるトルコのイスタンブールのある安いゲストハウス、時は2002年ワールドカップの韓国とイタリアの16強戦が行われた時間だ。その時間に1泊した韓国人と日本人が出入りしながら互いに話を交わす。
ソウル蓮池洞(ヨンジドン)の斗山(トゥサン)アートセンターで公演中の演劇『新冒険王』は、日本の劇作家・演出家の平田オリザの代表作『冒険王』を韓日ワールドカップが開かれた2002年を背景に新たに構成した作品だ。平田オリザと「第12言語演劇スタジオ」のソン・ギウン代表が共同で創作した。
イスタンブールの安宿を舞台に、若いバックパッカーが現実逃避して旅行するという設定は『冒険王』と同じだ。ゲストハウスで出会った両国の若者たちは同じアジア人であり似たような境遇の旅行者として簡単に打ちとけ合いながらも何か互いにずれている。試合でイタリアに押されていた韓国が同点ゴールを入れると日本人たちは不快感を表わす。