バイオデザインのコラーニ氏、「韓国デザイナーよ、歴史記憶して力に」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.25 15:16
「私は3次元哲学者だ」。ルイジ・コラーニ氏(85)は自らをこう紹介した。エンジニアであり哲学者であり、デザイナーである意味だと言った。
20世紀を代表するデザイナー、「バイオデザインの先駆者」と呼ばれるコラーニ氏は、デザインに自然の曲線を有機的に応用してきた。「人間が作ったどんな建築物も、クモが作ったクモの巣には及ばない」という彼の言葉は有名だ。
米国マクドネル・ダグラスの航空機、BMW700スポーツカー、フィアット・フェラーリ・マツダの自動車、キヤノンのカメラなどをデザインした。彼の作品『ドロップ』(世界的な陶磁器ブランド、ローゼンタールの水滴形のティーポット)はニューヨークのクーパー・ヒューイット国立デザイン博物館に、ソニーのヘッドホンはニューヨーク現代美術館に展示された。数多くのデザイン賞を受け、スイス・日本・フランス・ドイツなどでデザインセンターを運営した。