【グローバルアイ】“候補一本化’は韓国特有の文化(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.20 15:31
韓国では“候補一本化”といえば意味が通じる。 長くても「大統領選挙候補一本化」で済む。 大統領直選制が復活した1987年以来5年ごとに、実現するかどうかに関係なく、選挙に大きな影響力を与えてきただけに、すでに見慣れたものになっている。
しかし海外メディアはこれを報道するのにやや苦労するようだ。 「野党の候補を一人にする作業」という表現の後に長い説明がつく。 英語やフランス語にぴったりする言葉がないからだ。 それだけ外国では候補一本化というものが珍しいということだ。
海外で、特に西欧では政治的な連帯は多い。 英国政府は保守党と自民党の連合で維持されている。 ドイツではキリスト教民主同盟、キリスト教社会同盟、自由民主党の3党が連帯して連立政権を率いる。 フランスも社会党が執権党だが、緑の党のと急進党の閣僚の席がある。 このように政派間の離合集散は頻繁にあっても、「候補一本化」に馴染みがないのは、首相や大統領の候補をめぐって交渉をしないからだ。 これは選挙制度と政治文化の違いによるものだ。