<五輪>柔道男子66キロ級の韓日戦、史上初の判定覆り(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.07.30 08:41
ロンドンオリンピック(五輪)に出場中の韓国選手が判定に苦しめられている。朴泰桓(パク・テファン、23)が自由形400メートル予選で不正スタート判定を受けて失格処理された後、抗議が認められて失格が取り消されたのに続き、柔道でも釈然としない判定が出てきた。
29日(日本時間)、ロンドンのエクセルノースアリーナで行われた男子柔道66キロ級のチョ・ジュンホ(24、韓国馬事会)-海老沼匡(日本)の準々決勝。延長戦でも勝負はつかず、審判の判定で勝者を決めることになった。青旗3本が一斉に上がった。3人の審判が青い柔道着を着たチョ・ジュンホの勝利を宣言したのだ。
しかしこの後、いたずらが始まった。海老沼の敗戦に競技場を訪れた日本の観客がブーイングを起こし、日本のコーチ陣が激しく抗議した。ビデオ画面を見たフアン・カルロス・パルコス(スペイン)審判委員長も判定を出さないよう指示をした後、審判を呼び集めた。しばらくして審判は元の場所に戻り、一斉に白旗を上げた。チョ・ジュンホの勝利を取り消し、海老沼を勝者としたのだ。わずか5分間で準決勝進出者が入れ替わったのだ。覆った判定に観客席からもブーイングが起こった。チョ・ジュンホはうな垂れながら競技場を出ると、起立拍手が起きた。