現代自動車が中国で疾走…日系メーカー追い越す(2)
起亜(キア)自動車の鄭義宣(チョン・ウィソン)社長は20日に上海モーターショーを訪れ、「これまでの大都市中心の営業から内陸地域の需要開拓に積極的に乗り出す」と述べた。白孝欽(ペク・ヒョフム)販売本部長(副社長)も、「中国内陸は物流と金融の側面から不利だが、潜在力は沿岸部よりも大きい。中小都市を積極攻略し今年は40万台以上を販売する」と意気込んでいる。
◆失敗から得た教訓=中国市場での成功に最も貢献したのは昨年4月に発売された「アバンテHD」の中国向けモデル、「悦動」だ。第1四半期だけで4万6646台が売れ、北京現代の販売台数の43%を占めた。1600ccの小型エンジンを搭載しているが、きらめくクローム装飾を施し、宝石のようなイメージを与えるテールランプをつけ華麗さを出した。後部座席のスペースも大きく、社長専用車としても使えるようにした。