【中央時評】低成長時代、雇用と所得を高めるには=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.26 10:11
雇用率は15歳以上の人口のうち就業者の比率をいう。2015年現在の雇用率は60.9%、青年雇用率は41.7%だ。雇用率もやはり1週間に1時間以上働けば就業者に分類され体感指標と乖離があるが、失業率よりはもう少し肌で感じられる。政府が失業率とともに2017年の雇用率70%達成を国政目標に提示したことは共感可能な指標提示の側面から一歩歩み寄ったものといえる。
2番目に、目標は単純で意味を持っていなければならない。例えば分配指標を見よう。ジニ係数や分位倍率、百分位率などの所得分配指標の場合、係数が上がれば分配が改善されるものなのか、下がれば改善されるものなのかすぐにはわからない。目標が実行主体に動機を付与するためには単純ながらも正しく知られるよう明確でなければならない。