中国、韓国に脱北者と違法操業の船員の交換を要求
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.02.21 08:44
国軍捕虜家族5人を含む脱北者11人が中国・北京と瀋陽の韓国総領事館に3年近く閉じ込められていることが確認された。脱北後韓国に来るため韓国公館に駆け込んだが中国の封鎖措置により事実上の「獄中生活」をしているということだ。その上中国は韓国海洋警察隊員を殺害して拘束された中国船員10人余りと脱北者を対等交換しようという要求までしており、解決の糸口は見えない状態だ。
韓国政府消息筋は20日、彼らの存在を確認しながら「中国当局が出国審査を拒否している」と明らかにした。続けて「他の脱北者らに『一度入れば韓国行は不可能で数年間外部にも出られない』という認識を植えつけ、追加で公館に進入するのを事前に遮断するという意図だ」と説明した。
11人の中には2002年に国軍捕虜の父ペク・ジョンギュ氏の遺骨を持って脱北した後2004年に韓国行きに成功したペク・ヨンスンさん(55)の弟ペク・ヨンオクさん(47)とその息子と娘ら3人と、別の国軍捕虜家族2人が含まれているという。