逆オイルショック…「がけっぷち」の韓国造船・建設・鉄鋼
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.09 14:26
国際原油価格が2009年2月以来の低い水準に落ちた。そうでなくても厳しい造船・建設・鉄鋼・製油など国内製造企業が原油安で大きな打撃を受けるという懸念が強まっている。
7日(現地時間)の米ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で米国産標準油種(WTI)先物1月限は1バレルあたり37.65ドルとなった4日(39.9ドル)に比べ5.8%下落した。韓国ウォンに換算すれば1リットルあたり約270ウォン(約28円)となり、ミネラルウォーター(済州三多水)販売価格(1リットル455ウォン)のおよそ半分だ。石油輸出国機構(OPEC)が原油生産縮小に合意できず、供給過剰はしばらく解消しないという見方が原油安につながった。専門家は国際原油価格がさらに落ちる可能性が高いとみている。
財界は原油安で韓国主力産業が危機に直面していると懸念している。財政が悪化した産油国が海洋プラントと陸上プラントを発注していないからだ。