「金正男氏、生前亡命政府『首班』の打診に『静かに暮らしたい』と拒絶」

「金正男氏、生前亡命政府『首班』の打診に『静かに暮らしたい』と拒絶」

2019年05月17日11時49分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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金正男(キム・ジョンナム)氏
  2017年、マレーシアで殺害された北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の異母兄である金正男(キム・ジョンナム)氏が生前に反北朝鮮団体から亡命政府の首班を引き受けてほしいと打診されたという報道が出た。

  産経新聞は16日、ソウル発記事で北脱者団体「北朝鮮人権団体総連合」の朴相学(パク・サンハク)常任代表を引用してこのように報じた。しかし「金正男氏は反北朝鮮団体の打診に『静かに暮らしたい』と断った」と付け加えた。

  産経によると、朴代表はスペイン駐在北朝鮮大使館襲撃事件を起こした「自由朝鮮」のリーダー、アドリアン・ホン・チャン容疑者に直接経緯を聞いた。

  産経はこれを土台に「金正男氏に亡命政府の首班を打診した人物はホン・チャン容疑者」と説明した。報道によると、ホン・チャン容疑者は米国で北朝鮮人権問題に関連した市民団体の代表として活動していた2008年ごろ、朴代表など2人と共に韓国に亡命した黄長ヨプ(ファン・ジャンヨプ)元労働党秘書に会って亡命政府の「主席」に就くように要請したが拒絶された。また、朴代表は「6年後、ホン・チャン容疑者は正男氏に直接会って亡命政府の『首班』になるよう打診したが、正男氏は『そんなことはやらない』として断った」と話したと産経は説明した。

  産経は「北朝鮮で金日成(キム・イルソン)主席の息子と孫は白頭(ペクドゥ)血統として神聖視されるため、脱北者らの結束の柱に据えようとしたとみられる」と分析した。

  一方、金正男氏は2017年2月、マレーシア・クアラルンプール国際空港で暗殺された。ベトナム女性、ドアン・ティ・フオン氏(31)とインドネシア女性シティ・アイシャ氏(27)が金正男氏の顔に化学兵器VX神経剤を塗って殺害したことが明らかになった。しかし、彼らはリアリティー番組のテレビ向け隠しカメラを撮影するという北朝鮮人の話にだまされただけとして無罪を主張した。2人の女性にVXを与えて金正男氏の顔に塗るように指示したイ・ジェナム(59)、イ・ジヒョン(35)、ホン・ソンハク(36)、オ・ジョンギル(57)など北朝鮮人容疑者4人は犯行直後出国して北朝鮮に逃走した。

  裁判を受けた2人の中でシティ氏は今年3月11日突然公訴が取り消しになって釈放され、フオン氏は模範囚として減刑され3日に出所した。金正男氏の暗殺にかかわった人物は全員自由の身になり、金正男氏の暗殺事件を指示した背後の実体は迷宮に入ることになった。
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