【中央時評】北朝鮮のサイバーテロには沈黙した韓国の野党(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.22 15:25
1987年以降の代表的な民主化政権が金大中(キム・デジュン)政権だ。ところがその政権が一般人を大規模に盗聴した。国家情報院はR-2(固定電話用)とCAS(携帯電話用)という傍受装備を開発したりもした。検察の捜査で金大中政権当時に盗聴された人は1000人を超えると集計された。結局、後に林東源(イム・ドンウォン)、辛建(シン・ゴン)の2人の国家情報院長が監獄に行った。金大中大統領は新政治連合では精神的な支柱として崇められる人物だ。
新政治連合はこう言うかもしれない。「過去の執権当時に過ちを犯したからといって今の野党の機能を放棄することはできない」。正しい言葉だ。しかし問題を提起する様態は違わなければいけない。慎重かつ責任感が伴わなければいけない。強盗の前歴がある父が息子の窃盗疑惑を追及し、「無誤謬純血主義者」のように行動してはいけない。国家情報院をひどく攻撃する代表的な新政治連合指導者が田炳憲(チョン・ビョンホン)最高委員だ。彼は金大中大統領の青瓦台(チョンワデ、大統領府)で国政状況室長という要職を引き受けた。国家情報院の盗聴資料と関係がないと彼は堂々と話せるだろうか。