「軍を掌握できず圧力あった」「金正恩が絶対権力行使」…張成沢処刑めぐり意見分かれる(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.16 11:25
張成沢が軍部との権力闘争で先に刀を抜いたが、反撃を受けたいう見方もある。一時の軍部より力があった張成沢が、新進軍部の勢力によって反撃を受け、金正恩はその間に挟まれていたということだ。
金正恩後継体制を固めていた2011年1月には、国家安全保衛部の実力者の柳敬(リュ・ギョン)副部長がスパイ罪で処刑された。また金正恩の“課外教師”だった李英鎬(リ・ヨンホ)元参謀総長は昨年7月に粛清された。ここに影響力を行使したのが“ポスト金正日”を狙った張成沢グループであり、切歯腐心した軍部勢力が隠密に金正恩を動かし、除去したというのが分析の骨子だ。