【中央時評】首脳会談で韓日対立を克服しなくては(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.24 10:21
冷戦の終息で「歴史の終焉」が謳歌されて四半世紀。世界的な流れに広がるだろうという期待は少なくなかった。だが、いま北東アジアでは歴史が終わるどころか「再開」されている。
冷戦期間に事実上「停止」されていた北東アジアの歴史。この停止した北東アジアの歴史も脱冷戦で「終焉」の糸口を見つけたようだった。韓日未来パートナーシップが提唱され、韓日中首脳会談が定例化されるかと思えば、北東アジア共同体の動きなどが胎動したためだ。だが、それも束の間。中国の浮上と日本の右傾化により北東アジアで歴史は再び始まっている。
いま韓日関係もこの歴史の波にぐらついている。過去の歴史に対する日本の修正主義的動きのためだ。冷戦時代にも歴史問題がなかったわけではない。だが、この時は対立が安保次元で縫合されたりした。そして歴史を迂回して共存する姿勢が日本にある程度あった。ある日本の学者の指摘のようにそれは侵略戦争と植民地支配に対する一抹の贖罪意識と近代化で先行する先進国日本の余裕であった。だが、安倍晋三をはじめとする戦後世代の日本の政治家からそうしたことを期待するのは難しくなっている。戦争の記憶は風化され中国と韓国の発展で日本が「設けた」近代化の余裕が消え去ってしまったためだ。