「日本は朝鮮人を満州に追い出して韓半島に住もうとした」(2)
--日本で得た資料は多いのか。
「国土研究院に私が入手した資料をたくさん寄贈している。 このうち国家記録院で永久保存資料に選ばれたものは80件余りにもなる。 朝鮮総督府の役人らの家を訪ね、彼らが保管していた資料を‘あなたたちに使い道はないのだからそれを譲ってほしい’と言って受け取って来た。 ペンで謄写した後、自分たちの間で見ていた文書だ。 朝鮮総督府には優秀人材が集まった。 2年間勤めれば1年間世界一周をさせてくれるという特典があったという。 技術者は韓半島を植民地と考えなかった。 自分の専攻を生かそうという熱情を持って働いた。 私たちもそれを認めなければならない。 朝鮮総督府が莫大な予算を投じて『朝鮮河川調査書』を制作したが、彼らがしていなければ今でも予算の問題でできていなかったかもしれない」