韓経:【社説】「五輪合同入場」8カ月後に核実験した北朝鮮、忘れてはならない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.09 11:21
今日平昌(ピョンチャン)冬季五輪開幕を契機に「北朝鮮の核危機」妥結のための首脳級外交が様々な形で進められている。昨日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領がマイク・ぺンス米国副大統領と習近平中国国家主席の特別代表として訪問した韓正政治局常務委員と会談したに続き、今日は安倍晋三日本首相と会談する。10日には北朝鮮の公式国家首班である金永南(キム・ヨンナム)と会う予定だ。「平和と和合」という五輪精神を生かして北朝鮮の核問題を賢明に解決し、韓半島(朝鮮半島)に恒久的平和の基盤を固める契機になることを願う。
だが、現実は侮れない。おとといペンス-安倍会談で米日両国は「北朝鮮が核をあきらめる時まで圧迫し続けて孤立させる」という超強硬的立場を再確認した。ペンス副大統領はさらに強力な対北朝鮮制裁を加えるという方針まで明らかにし、安倍首相も同意した。その渦中に北朝鮮は昨日、国際社会の懸念にもかかわらずICBM級ミサイルを動員した大規模な軍事閲兵式を押し切った。「平昌後」韓国が歩む道が容易であるはずがないことを見せる場面だ。
大規模な訪問となった北朝鮮の芸術団と応援団も対話局面造成に全面的に役立つ保障はない。これらの活動が、ともすると「韓国内の葛藤」をあおり、韓米同盟に亀裂を招く火種になるという指摘にも当局は留意しなければならない。