【社説】過激な中国のTHAAD報復…もうやめる時だ=韓国

【社説】過激な中国のTHAAD報復…もうやめる時だ=韓国

2017年03月04日13時55分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  韓国に対する中国のTHAAD(高高度ミサイル防衛)報復は度が過ぎる。中国当局は自国民の韓国観光全面統制に入り、インターネット空間では現代自動車を壊した写真が広がっている。また北京の韓国人密集居住地域「望京」にある中国飲食店は「韓国人お断り」と貼り出している。「韓国不買運動」を扇動する中国メディアはロッテを越えて、今では携帯電話のサムスン、自動車の現代車も懲らしめるべきだと声を高めている。それだけではない。中国のある予備役将星はTHAAD配備地域の韓国星州(ソンジュ)に外科手術式の打撃をするべきだという主張までした。韓国はもちろん米国との一戦も辞さないということなのか。これに対し韓国では中国の最近の過激な態度が「韓国戦争(朝鮮戦争)当時の中共」を想起させるという言葉まで出ている。これが国交正常化25周年を迎えた韓中関係の惨憺たる現状だ。何のために国交正常化したのかと自己嫌悪に陥ってしまう。

  最近の予想を超える中国の過激な態度は2つの側面で見ることができる。一つは中国の「等価対応(tit-for-tat)」戦略だ。THAAD配備が一段階進展するたびに報復の程度を強める方式だ。今回、THAAD敷地提供が確定すると、中国は報復を大幅に強化した。これまではTHAAD「対応」と話していたが「制裁」に変えた。もう一つは中国政界の流れと一致している。3日から中国の年次政治行事の両会(人民代表大会と全国人民政治協商会議)が始まった。今回の両会は、習近平国家主席が昨年秋に党内最高リーダーを意味する「核心」称号を受けた後、初めて開かれる行事だ。焦点は「経済成長率」ではなく「習近平」に合わされているという声もある。リーダーシップ強化の時期を迎え、対外的に強硬な姿を見せているということだ。しかし最近中国が見せているTHAAD報復の形態は、韓中関係の根幹を脅かすほど激しく粗悪であり、今はもう当然考え直して中断しなければいけない。

  山が高ければ溝も深くなるように、韓中のTHAAD葛藤にはお互いに対する期待が大きかったことが作用している。韓国は北朝鮮の核問題に消極的な態度を見せる中国に深く失望し、中国はこれといった相談もなくTHAAD配備を決定した韓国に裏切られたと感じている。特に習近平主席の3回にわたる「THAAD反対」意思表示が黙殺されたということにプライドが傷ついた姿だ。とはいえ韓国が北朝鮮の核の脅威に対応するためのTHAADを撤回するのも難しい。当分は韓中関係は良くない状態が続く見込みだ。このような状況で要求されるのは、両国ともに冷静と自制でTHAAD葛藤による被害を最小化することだ。両国の人的交流1000万人時代に20世紀的な民族主義で国民を扇動する中国の態度は極めて時代錯誤的だ。過激な報道で有名な中国環球時報も「韓国の国格と韓国人の人格を侮辱してはならない」とし、現代自動車破損と韓国人客拒否に反対する立場を明らかにした。常軌を逸した中国のTHAAD報復はもうやめる時になった。彼らが言うように中国の国格と中国人の人格に合わないからだ。
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