「次はだれが出ていくのか」…眠れない現代重工業(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.10 09:36
1990年代後半の通貨危機も構造調整なく乗り越えた現代重工業が大規模赤字と受注の崖の波に押され会社創立以来昨年1月に続き2度目の「希望退職」のカードを切る。現代重工業は9日「仕事不足が目前に迫ってくるだけに生き残りのために課長級以上を対象に希望退職を実施する。先月役員25%を削減したのに続く不可避な措置」と明らかにした。
希望退職は現代重工業だけでなく現代尾浦造船と現代三湖重工業などグループ内の造船関連5社で合わせて実施する。希望退職者には最大40カ月分の基本給と子どもの学資金などが支援される。
現代重工業は昨年1月にも希望退職を通じ課長級以上の事務職など1300人余りを整理している。現代重工業は今回の希望退職に先立ち全391部署のうち22%に当たる86部署を統廃合する組織改編作業もすでに終えた。現代重工業が組織と人材を減らすのはそれだけ人件費の負担が大きいためだ。現代重工業をはじめとする造船3社の売り上げに対する人件費の比率は昨年平均11.2%に達することが明らかになった。今月から休日延長労働と平日固定延長勤務もなくすことにした。