<ロッテ経営権紛争>「辛東彬会長の1ロッテ1リーダー、1月に終わった」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.14 18:59
ロッテグループの経営権紛争が続く中、辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)会長(60)が今年1月に日本ロッテを完全に掌握したことが明らかになった。これを受け、17日の株主総会とは関係なく、紛争が本格化する前にすでに勝負が決まったという見方も出ている。また韓国ロッテ系列会社社長団の辛東彬会長支持声明も経営権紛争が浮上する前、すでに連判状を回して確保するなど、韓国・日本経営陣を早期に糾合していたことが確認された。
財界とロッテグループによると、辛東彬会長は1月21日、中国上海に出張中に開いた日本ロッテホールディングス取締役会で、今後ロッテグループが韓国・日本統合経営体制に向かうという原則を定め、自身が日本ロッテ代表取締役に就任する案件を通過させた。昨年末、日本ロッテの主要系列会社の職務から解任された辛東主(シン・ドンジュ、重光宏之)日本ロッテ前副会長(61)が1月8日、ロッテホールディングス取締役からも解任された直後だった。当時、ロッテホールディングス代表取締役だった佃孝之社長が日本ロッテの中長期戦略を決定するため、東京本社で緊急招集した取締役会だった。