韓国のMERSは変異種ではない…追加で退院準備の患者も=韓国(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.06.07 12:14
一方、MERS防疫対策をめぐり韓国政府と地方自治体の間でのあつれきも激しくなっている。城南市(ソンナムシ)の李在明(イ・ジェミョン)市長は6日午後8時、自身のフェイスブックを通じ、盆唐区(プンダング)に居住するMERSへの感染が疑われる患者の情報を公開した。李市長が公開した患者の個人情報は1次MERS陽性患者の職場名と居住地、子どもが通う学校の名前だ。
これによると、該当患者は1次検査で陽性反応が出て2次検査を進めており、職業はソウル市内の総合病院で働く医療専門家だ。4日には病院に隔離収容され検査を実施し、公共交通機関は利用しておらず接触者も家族以外にはいない。李市長は、「城南市はこの患者に対し政府に通報されておらず、きょう午後に患者から感染の事実を通知された学校側の連絡で知ることになった」と公開理由を明らかにした。